4/30スタート"Koji Kakinuma Nowness 2017" サークルワークス

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    JUGEMテーマ:アート・デザイン

     

     

     

    One (Circle Works)

     

    今週末より開催される書展“Nowness 2017”のため制作されたサークルワークス3種の中の1つ。

     

    最近意識しているのは、表現やコンセプトは勿論なのだが、作品のサイズや形式である。

     

    35-35cm

    70-70cm

    90-90cm

    70-140cm

    105-140cm

    140-140cm

    180-180cm

    60-240cm

     

    これらのサイズは、定型の画仙紙、全紙や三尺×六尺の紙を均等に切ったり足したりしたサイズから生まれてきたもの。

     

    公募展などの規定サイズの定番で、書を志す人間にはとても馴染みがある一方、見慣れ過ぎていてびっくりしないサイズでもある。

     

    それはそれと、受け入れればいいものの、それら業界内で“常識”や“普通”と思われているものと自分における“今”と擦り合わせ、必要があれば闘いたくなってくる。

     

    思い立ったら、とことんまで抗う。

     

    自分なりの“解”が導き出されるまで突き進む。

     

    もし自分や作品に個性や新らしさ、魅力があるとするならばこの辺に他人とは違う秘密があるのだと思う。

     

    先生も教えてくれない、教科書にも書いていない、そんな自分流のコードをずっと探し求めてきたし、その結果がその人となりの作品となる。

     

     

    ここのところ、その一般的なサイズから如何に外れて行くかが一つのテーマとなっている。

     

    1cmでも長かったり短かったら新しい。

     

    何かが変わると信じている。

     

     

    これらの企画サイズというものは、日本や書を象徴した数値といえよう。

    家屋や部屋の大きさ、襖や扉、天井までの距離などは、古より永い時を経て日本人の身長や体格に心地良いようにはじき出された最大公約数な数値だからだ。

     

    しかし、100年前の日本人と現代の日本人では体格も考え方も全く違し、建物もデザインもかなり違う。

     

    かつての最大公約数は、現代において決して心地良い数値や作品サイズとは限らない。

     

    2013-14年、金沢21美で発表した「不死鳥」(750-1100cm)「行行」(700-1200cm)、このレベルの平面作品を飾れる壁を持つ美術館は日本のみならず世界中にもそうそうない。

     

    超大作ならぬ“超超大作”というべきか、平面芸術における作品サイズやスケールへの大きな挑戦となった。

     

    どこまで大きくできるか。

     

    そして、ただ大きいだけではなく、大きな空間をフルに支配できるかが大きな課題であった。

     

     

     

    そんな作品のサイズ感との葛藤の中から生まれた疑問があった。

    「書の作品は何で四角形何だろう。それも何千年も?」

    サークルワークスという丸い作品のコンセプトの誕生だった。

     

    そして実行に移し、第一弾作品が昨年発表した作品「有」。

     

     

    書を志す者は無意識に、そして何の疑問もなく四角い紙を使う。

    先ず誰もが、紙の四隅を意識した上で求める表現と筆を走らせる。

    もし四隅を取っ払った丸い紙に変えたら、表現はどう変わるんだろう。

    観る人のみならず作り手である自分も含めて、、、

    そんな子供みたいな疑問からサークルワークスが生まれた。

     

    墨が黒っぽいせいか、このサークルワークスは太陽というよりかどちらかというと「月」を連想させる。

    月に掛かった雲。

    雲月。

    月のクレーターなど、、、

     

    ○いと、角が立たないと言いますが、なぜか丸い作品の前に立つとなぜか心が落ちつき、観る人の目に様々な幻想や錯覚を感じさせる。

     

    四角の作品からは出し得ない魅力、面白さ、可愛さ、丁寧に研究していこうと思う。

     

     

     

     

    ■柿沼康二書展 「NOWNESS 2017」

     

     

    会期:2017年4月30日(日)− 5月4日(木) 14:00-18:00

     

    内容:「NOWNESS - 今- 」「 五大(地・水・火・風・空)」「一」などをテーマとした新作約30点(小中作品)を発表予定。

     

    会場:MIDORI.SO2 ギャラリー 〒107-0062東京都港区南青山3-13(地下鉄表参道駅「A4出口」徒歩2分)

     

     

     

     


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      • 2017.08.15 Tuesday
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      柿沼康二ブログ:書家・書道家・現代美術家

      Koji Kakinuma (c)Douglas Benedict
      (c)Douglas Benedict


      柿沼康二(カキヌマコウジ)。書家・書道家・現代美術家。 1970年栃木県矢板市生まれ。5歳より筆を持ち、柿沼翠流(父)、手島右卿(昭和の三筆)、上松一條に師事。東京学芸大学教育学部芸術科(書道)卒業。2006-2007年、米国プリンストン大学客員書家を務める。 「書はアートたるか、己はアーティストたるか」の命題に挑戦し続け、伝統的な書の技術と前衛的な精神による独自のスタイルは、「書を現代アートまで昇華させた」と国内外で高い評価を得る。2013年、現代美術館において存命書家史上初となる個展を金沢21世紀美術館にて開催。発表作品「不死鳥」(1100×750cm)、「一 (BOSE ver.)」(270×515cm)が同美術館のパーマネントコレクション(収蔵)となる。2013年春の東久邇宮文化褒賞、第1回矢板市市民栄誉賞、第4回手島右卿賞。独立書展特選、独立書人団50周年記念賞(大作賞)、毎日書道展毎日賞(2回)等受賞歴多数。NHK大河ドラマ「風林火山」(2007)、北野武監督映画「アキレスと亀」、角川映画「最後の忠臣蔵」等の題字の他、「九州大学」「九州大学病院」名盤用作品等を揮毫。 NHK「トップランナー」「趣味Do楽 柿沼康二 オレ流 書の冒険」「ようこそ先輩課外授業」「スタジオパークからこんにちは(2回)、MBS「情熱大陸」、日テレ「心ゆさぶれ! 先輩ROCK YOU」、BOSE社TV-CM等に出演。 伝統書から特大筆によるダイナミックな超大作、トランスワークと称される新表現まで、そのパフォーマンス性は幅広く、これまでNYメトロポリタン美術館、ワシントンDCケネディセンター、フィラデルフィア美術館、ロンドン・カウンティーホール、KODO(鼓童)アースセレブレーションなど世界各地で披露され好評を博す。現在、柿沼事務所代表取締役社長兼所属書家。

      =WEB SITES=

      書家/アーティスト 柿沼康二 公式Webサイト
      書家/アーティスト 柿沼康二 エッセイ集「字書きの泡。」
      柿沼事務所オンラインショップ
      株式会社柿沼事務所

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      作品集

      金沢21世紀美術館「柿沼康二 書の道“ぱーっ”」カタログ
      KOJI KAKINUMA "Exploring Calligraphy"


      →→書籍詳細


      TARO100祭記念出版
      「岡本太郎vs柿沼康二 TRANCE-MISSION」

      本書は、太郎vs柿沼の本であると同時に、 いわば前代未聞のタイポグラフィvs肉筆文字の本である。


      →→書籍詳細


      柿沼康二の作品をまとめた初の本格作品集「柿沼康二 書」。
      東洋経済新報社より発売中です。

      「この人の作品、狂ってるわ」
      〜北野武

      初の本格作品集 「柿沼康二 書」
      →詳細を読む

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