7時間でスクワット700回

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    先日、四曲屏風の制作に入った。

    屏風作品は久しぶりであった。

    近年テーマとして追求している「春夏秋冬」の屏風版、この2、3年で少なくとも大小合わせ3000枚は書き込んでいる素材だ。

    全紙(70-138cm)を4枚横に並べ、全体のバランスを考慮しながら書いては壁に吊り、また書いては壁に吊る。その連綿たるや気がつくとご飯も食べずに7時間書き続けていた。ずっとじっとりと額に汗をかきながら動き続けていたようだ。

     

    制作の数日前からランニングや筋トレを意識しながら増やし、体を作っていくのが私流。

    大作には大作用の準備、持久戦用にはそのようなトレーニングを組む。

    今回も同じであった。

     

    が、しかし、それは“そのつもりだった”というのが正しく、正直四曲屏風の制作がこんなに体力を消耗するとは思っていなかったのだ。

    まだ巨大スタジオのポテンシャルに体が追いついていないとも言えよう。

     

    翌日から体が悲鳴をあげた。

     

    これは驚くことではない。翌日であるからこそ、その体に鞭を打ちランニングに出るのが私の処世術。

     

    すると大体翌日にはコリがほぐれ日に日に体が楽になってくるものだ。

     

    今回もそのつもりで翌日走りに出たものの、日に日に体がバキバキに凝り始め、歩くことも困難なほど追い込まれた。

    そして藁をも掴む思いで8年通い続けている大川カイロプラティックとごし銀座院の先生の元へ転がり込む。

     

    戸越に向かう途中、制作を顧りみた。

     

    今回、7時間の間に約100枚の全紙を使用した。

     

    四曲屏風、概算で25ラウンド。

     

    その意味は、単純計算すると、紙を拾って設置するのにスクワット2回×100=200回。

     

    全紙1枚四隅に文鎮が4つ必要で、4個の文鎮を拾って設置するのに少なくみてもスクワット2回×100枚=スクワット200回

     

    書き終わって全紙一枚を固定するための文鎮4つを取り払うのに、1枚に付きスクワット2回×100枚=スクワット200回。

     

    書いた後の作品を壁に吊るのにスクワット1回×100回。

     

    その他、制作時の中腰やら準備や片付け、掃除とあり、それを加えなくとも

     

    7時間の間に少なくともスクワット700回!

     

    求める作品を制作するという行為と集中、そのB面には鬼のような運動量が隠されている。

     

    じっくりじっくり7時間かけて700回のスクワット。

     

    考えただけでも恐ろしい。

     

    やれと言われてもやりたくもないし、むしろ無理。

     

     

    大川カイロプラクティックセンターとごし銀座院安藤先生の施術

    以前「殺される〜」「お母さ〜ん」と叫んだことがあるくらい痛い。

    しかし、術後の痛み、異変、翌日の揉み返しなど一切ない。

    体幹を整え、血行を良くし、自己治癒力を高めて頂く。

    術後は体が軽くなり、歩くことすら楽しく感じる。

    今回も何もなかったかのように元に戻していただいた。

     

    柿「先生、何か良いトレーニング法とかありますか」

    先生「7時間かけてスクワット700回の為のトレーニングはないです!根性だけです!頑張ってください!」

     

    おしまい。

     

     

     

    JUGEMテーマ:アート・デザイン

     


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      • 2017.05.25 Thursday
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      柿沼康二ブログ:書家・書道家・現代美術家

      Koji Kakinuma (c)Douglas Benedict
      (c)Douglas Benedict


      柿沼康二(カキヌマコウジ)。書家・書道家・現代美術家。 1970年栃木県矢板市生まれ。5歳より筆を持ち、柿沼翠流(父)、手島右卿(昭和の三筆)、上松一條に師事。東京学芸大学教育学部芸術科(書道)卒業。2006-2007年、米国プリンストン大学客員書家を務める。 「書はアートたるか、己はアーティストたるか」の命題に挑戦し続け、伝統的な書の技術と前衛的な精神による独自のスタイルは、「書を現代アートまで昇華させた」と国内外で高い評価を得る。2013年、現代美術館において存命書家史上初となる個展を金沢21世紀美術館にて開催。発表作品「不死鳥」(1100×750cm)、「一 (BOSE ver.)」(270×515cm)が同美術館のパーマネントコレクション(収蔵)となる。2013年春の東久邇宮文化褒賞、第1回矢板市市民栄誉賞、第4回手島右卿賞。独立書展特選、独立書人団50周年記念賞(大作賞)、毎日書道展毎日賞(2回)等受賞歴多数。NHK大河ドラマ「風林火山」(2007)、北野武監督映画「アキレスと亀」、角川映画「最後の忠臣蔵」等の題字の他、「九州大学」「九州大学病院」名盤用作品等を揮毫。 NHK「トップランナー」「趣味Do楽 柿沼康二 オレ流 書の冒険」「ようこそ先輩課外授業」「スタジオパークからこんにちは(2回)、MBS「情熱大陸」、日テレ「心ゆさぶれ! 先輩ROCK YOU」、BOSE社TV-CM等に出演。 伝統書から特大筆によるダイナミックな超大作、トランスワークと称される新表現まで、そのパフォーマンス性は幅広く、これまでNYメトロポリタン美術館、ワシントンDCケネディセンター、フィラデルフィア美術館、ロンドン・カウンティーホール、KODO(鼓童)アースセレブレーションなど世界各地で披露され好評を博す。現在、柿沼事務所代表取締役社長兼所属書家。

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